動脈の内壁が肥厚し硬化した状態を動脈硬化と言い動脈硬化症とは動脈硬化が原因で全身に色々な症状を呈することを言います。
人は一定の年齢以上になると動脈硬化症になります。動脈硬化症は加齢とともになると言われておりますが、加齢のほかに生活習慣が動脈硬化の重要な因子になります。
具体的には高血圧・糖尿病・高脂血症等がある方は動脈硬化症になるリスクが高いと言われてます。また、ストレス・喫煙・運動不足なども動脈硬化の原因になると言われてます。
動脈硬化症が進行するとどうなってしまうのでしょうか?
動脈硬化により心臓に負担がかかり高血圧・心不全などの心疾患を引き起こします。
また、血管が狭くなったり詰まったりして狭心症・心筋梗塞・脳梗塞・下肢閉塞性動脈硬化症などを引き起こす可能性が有ります。また血管自体がもろくなり血管が破れると脳出血の危険も有ります。
この様に動脈硬化は死につながる恐ろしい病気を引き起こす可能性を抱えているのです。
動脈硬化を簡単に調べる検査はありますか?
自覚症状がなかなか出ないことが多い動脈硬化症ですが、簡単に発見できる検査があります。それが「CAVI検査」および「頸動脈エコー検査」です。
CAVI検査では、あお向けに寝た状態で両腕・両足首の血圧と脈波を測定します。時間は数分程度で行なえる簡単な検査です。
結果もすぐに出るので、その場で医師からの診断が受けられます。
この検査では、つぎの3つを測定します。
1動脈のかたさ
2動脈の詰まり
3血管年齢
また、頸動脈エコー検査は、簡単に動脈硬化の診断が出来る検査です。動脈硬化を起こすと血管壁が厚くなったり硬くなったりします。その状況が簡単に確認できます。検査は楽に受けられ痛み等もありません。
この検査では仰向けに寝た状態で、首に超音波を当てて検査をします。数分〜十数分程度で受けられる簡単な検査なので、リラックスして受けていただけます。
動脈硬化の治療
動脈硬化は予防が重要であり動脈硬化の危険因子•••••禁煙、ストレス解消、食事療法、運動療法、血糖コントロール、血圧コントロール、コレステロールのコントロール、肥満の改善を行います。
この様に、なかなか症状が出ない動脈硬化ですが、進行するとやっかいな病気なので早めの内科受診をオススメします。

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