我々日本人が老若男女問わず好きな食事の一つであるカレーは、嫌いな人はほとんどいないと思いますし、各家庭でも好きな味が違うと思います。
ちなみに僕の中高時代の友達の家では家族全員が辛いのが苦手の為、星の○子様カレーを食べているという家庭も有りました。
さて、カレーの種類はどのくらいあるのかなあと調べてみると、大きく分けて
①インドカレー②東南アジア風カレー③欧風カレー④日本オリジナルカレー
の4種類に分類されるとのことでした。
その中でも僕はスパイスが効いたインドカレーが大好きで、美味しいとこを探して練り歩いてます。
インドカレーのスパイスに着目すると、インドカレーは薬膳カレーと言われる様に、僕が普段患者さんに処方している漢方薬と深い関わりがあるじゃないですか!!!!!と言う訳で面白くなりインドカレーの成分を調べてみました。
すると、特に若い女性の美肌効果や体の健康維持に良い成分が色々入っていたので一部ご紹介いたします!
一番有名なウコンをはじめカルダモン、コリアンダー、クミン、シナモンなどのインドカレーには欠かせないスパイスはもともと漢方薬として使われていたものが多く、胃腸をはじめとした消化器系の働きを良くしたり、疲労回復したり、風邪・二日酔い・冷え性予防などさまざまな健康効果をもたらすと言われております。実際インドカレーを食べても胃もたれが起こらず、むしろ胃腸の動きが良くなる気がするのは、これらのおかげでしょうね!
最後に、各スパイス成分の効き目等まとめてみましたので興味のある方はご覧下さい。これを見ると健康のためにもインドカレーがたべたくなるかも!?
(カレーによって入っているスパイスは違いますのでご参考程度にお考え下さい。)
※必ずしも効果が現れるとは限りませんので、御参考までにご覧下さい。

☆ウコン
カレー特有の黄色はウコンによるものです。 カレー粉には必ず使用されているそうです。
日本ではたくあんの着色に用いられています。(知ってました?これは驚きでした。)
薬用としては肝機能強化、利胆、鎮痛、止血などの効果があると言われています。
☆クミン
クミンはインド料理によく使用されます。
クミンはカレーを作る上で重要なスパイスでありカレー粉の主成分でもあります。
健胃、整腸、鎮痙、鎮静などの効果があると言われています。
☆陳皮(ミカンの皮)
陳皮は日本ではカレー粉の原料として使われています。 漢方薬の成分にもよく入ってますよ!
健胃、止嘔、去痰などの効果があると言われています。
☆桂皮
シナモンでお馴染みで、これも漢方薬の成分にもよく使われております。
効果としては健胃、発汗、解熱、鎮痛、整腸、駆風(くふう→おなかに溜まったガスを出す作用)、収斂(しゅうれん→局所の保護・消炎作用)が有ると言われております。
☆ベイリーフ (=ローリエ=月桂樹の葉)
ベイリーフは肉類や魚介類の生臭さを和らげ、上品な香りを付ける効果があります。 カレーやシチュー、スープなどを煮込むときに入っている葉っぱですね。
(母のカレーを食べた時たまに葉っぱ食べて思わず吐いちゃった思い出が有ります•••••)
健胃、 整腸、神経痛などの効果があると言われています。
☆フェンネル(ういきょう=茴香)
西洋料理では生臭さを消すために用いられます。
健胃、鎮痛、循環促進、口臭予防などの効果があると言われています。
☆丁字(クローブ)
クローブは芳香性スパイスのひとつであり、肉の臭い消しとして料理によく使われています。
健胃、整腸などの効果があると言われています。
昔は媚薬としても使われていましたそうです(笑)。
気に入った人がいる方には毎日インドカレーを食べさせるのも良いかも知れませんね(笑)。
☆カルダモン=小豆蒄(しょうずく)
カルダモンはインド料理でよく使われるショウガ科のスパイスのひとつです。 カレーにも基本的なスパイスとしてよく使われます。 ガラムマサラや、カレー粉の原料としても使われています。
芳香性健胃、駆風などの効果があるとされています。 また、口臭を消す効果もあるそうです。